【おから図解Vol.1 】大豆のもう一つの姿。「おから」ができるまでを徹底解剖!

~大豆から生まれる、もう一つの姿~
お豆腐屋さんで見かける「おから」
ときどき、豆腐を買うと無料でもらえることもありますよね
でもこの「おから」、いったいどのように作られるのでしょうか?
今回は、そんなおからができるまでの工程を、図解でやさしくまとめました。
図で見てわかる!「おから」ができるまで

- まず、前日に大豆を洗って、水に浸けておきます。 →水を吸って膨らみ、軟らかくなります。
- 翌日、軟らかくなった大豆に水を加えながらすりつぶします。 これは「呉(ご)」と呼ばれています。
- 呉を加熱します。
- 加熱した呉を、絞り機や布で濾します。
- 濾した時に出てくる液体が「豆乳」、残った搾りかすが「おから」です。
おからはどれくらいできるの?

日本豆腐協会の資料によると、
大豆1㎏から約1.35㎏のおからができるそうです。
おからには水分が66~82%も含まれているので、重量としては増えます
でも、おからは何に使われているの?

豆腐や豆乳を作ると、必ず出てくる「おから」
先ほどの通り、1㎏の大豆から1.35㎏もおからができるため、実はかなりの量になります
たとえば、『食品加工貯蔵学』によると、
大豆1㎏からは約4㎏の(木綿)豆腐が作られますが、同時に1.3㎏のおからがとれるそうです
…これって、意外と多いと思いませんか?
ではこの「おから」、いったい何に活用されているのでしょうか?
家庭で?工場で?それともーーー?
この答えは、次の図解で!
実は、おからには意外と知られていない使い道があるんです。
続編では、その「活用のひみつ」を掘り下げていきます
▼続編はこちら
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参考文献:
- 東京化学同人『食品加工貯蔵学』
- 日本豆腐協会「食品リサイクル法に係る発生抑制 平成23年12月2日」
- 厚生労働省「豆腐製造、豆腐職人(職業情報提供サイト(日本版O-NET)職業紹介動画)」YouTube.
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